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☆よろずや情報局~OTOKU~☆

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サッカーW杯アジア最終予選 日本はタイに勝ち暫定首位に

サッカーワールドカップアジア最終予選の第7戦で、日本はホームでタイと対戦し4対0で快勝し、日本時間の29日未明に試合を行うサウジアラビアを抜いて、グループBで暫定首位に立ちました。
日本は先週、敵地でUAE=アラブ首長国連邦に快勝し、ワールドカップ出場圏内のグループ2位をキープしていて、28日夜の第7戦で最下位のタイと埼玉スタジアムで対戦しました。

日本は、けがで離脱した大迫勇也選手と今野泰幸選手に代えて、フォワードに岡崎慎司選手、守備的ミッドフィルダー酒井高徳選手を先発に起用しました。

日本は序盤、サイド攻撃を軸に攻め込み、前半8分に右サイドを駆け上がった久保裕也選手の折り返しから香川真司選手が決めて先制し、さらに、19分にも久保選手のクロスを岡崎選手が頭で合わせて追加点を挙げ、前半を2対0で折り返しました。岡崎選手は代表通算50点目の節目のゴールでした。

後半、開始直後はタイに押し込まれたものの、12分に久保選手が2試合連続のゴール、38分にもコーナーキックから吉田麻也選手が4点目を決めて突き放し、4対0で快勝しました。2試合連続先発出場の川島永嗣選手は、ペナルティーキックを止めるなど好守が光りました。

日本は勝ち点を16に伸ばし、日本時間の29日未明に試合を行うサウジアラビアを抜いてグループBで暫定首位に立ち、ワールドカップ出場へ大きく前進しました。最終予選の第8戦は6月13日で、イラクとアウェーで対戦します。
ハリルホジッチ監督 勝利喜ぶも内容には苦言
サッカーワールドカップアジア最終予選のタイ戦に勝利した、日本代表のハリルホジッチ監督は試合後の記者会見で、4対0の大差での快勝にも「不満や問題点がある」と、試合内容には苦言を呈しました。

ハリルホジッチ監督は試合後の記者会見の冒頭で「すばらしい勝利だった。選手たちを祝福したい」と述べ、ワールドカップ出場へ大きく前進する、ホームでの勝ち点3の獲得を喜びました。

一方で、パスのミスが目立ち、最下位のタイ相手に一方的に攻め込まれる時間帯があったことについて、「試合の内容には不満や問題点もある。あまりにも簡単なパスのミスが多かったし、集中力やハードワークが足りなった。少し気を抜いたころがあったのかもしれない」と苦言を呈しました。

そのうえで、「より高いレベルのチームなら全く違う展開になっていた。残り3試合はさらに難しい試合となるので、きょうの試合を教訓にしていかなければならない」と、ワールドカップの出場権獲得へ気持ちを引き締めていました。

香川「チームに勢いをもたらせてよかった」

先制ゴールを決めた香川真司選手は「立ち上がりの先制点は大事なので、しっかり取れて、チームに勢いをもたらせてよかった」と振り返りました。
そして、「必ず勝たないといけない試合をみんなで勝ちきったのはよかった。まだまだ厳しい戦いが続くと思うが、次の6月の試合も勝てるようやっていきたい」と話していました。

岡崎 50点目「率直にうれしい」

日本代表で通算50点目となるゴールを決めた岡崎慎司選手は「自分としてもチームとしてもいいゴールで率直にうれしい。ここまでいろんな人に助けられてきたので、これからも日本代表のためにゴールをとりつづけたい」と話していました。

久保「チームが勝てたのがいちばん」

2試合連続でゴールを決めた久保裕也選手は「2試合連続で点がとれたことはよかったが、チームが勝てたのがいちばんよかった。冷静に落ち着いてシュートをうつことができた」と振り返りました。
そのうえで「もっともっと活躍しないといけないし、もっと頑張る。このまま勝ち続けられるようチームで頑張っていきたい」と意気込んでいました。

吉田 守備について「課題が多い試合」

終盤に4点目のゴールを決めた吉田麻也選手は「勝ち点を積み上げていくのがいちばん大事なことなので、そこはよかった」と話しました。
一方で、守備については、「内容ははっきり言って課題が多い試合だった。自分たちで自分たちを苦しい立場に追い込んでしまうミスがあまりにも多く、リズムを相手に渡した感は否めない」と反省していました。

グループBの順位

サッカーワールドカップアジア最終予選で、グループBは日本の試合以外に2試合が行われ、オーストラリアがUAE=アラブ首長国連邦に2対0で勝ち、サウジアラビアイラクに1対0で勝ちました。

この結果、グループBは日本とサウジアラビアがともに5勝1敗1引き分けの勝ち点16とし、得失点の差で1位が日本、2位がサウジアラビアとなりました。

3位は、3勝4引き分けとして勝ち点を13にのばしたオーストラリア。
4位が、勝ち点9のUAE。5位が、イラク。最下位の6位がタイとなり、タイは最終予選敗退が決まりました。

ミス目立ち残り3戦へ課題残す

サッカーワールドカップアジア最終予選の第7戦、ホームで行われたタイ戦に4対0で大勝した日本代表は、ワールドカップ出場へ大きく前進しましたが、試合内容では格下相手に簡単なプレーでのミスが目立つなど、残り3試合の戦いに向けて課題を残しました。

先週、敵地でUAE=アラブ首長国連邦に快勝し、グループBの2位をキープした日本にとって、28日夜のタイ戦はワールドカップをたぐり寄せるため、確実に勝ち点3が必要な試合でした。

この試合の攻撃面での収穫は、UAE戦で1ゴール1アシストと活躍し、先発に定着した23歳の久保裕也選手が、さらに自信を深めたことです。前半だけでも、右サイドからの絶妙の折り返しで香川真司選手の先制点と岡崎慎司選手の代表通算50点目となる追加点をアシストしました。

そして、後半にはみずから鮮やかなミドルシュートを決め、1ゴール2アシストと、本田選手に代わる日本代表の新たな攻撃の軸としての圧倒的な存在感を見せました。ハリルホジッチ監督も「決定力の高さを見せてくれた。成長を続けてほしい」と、起用に応えた久保選手を高く評価しました。

一方、守備では2試合連続の先発となった34歳のベテラン、川島永嗣選手がペナルティーキックを止めたのをはじめ、何度も好セーブで無失点に抑えたことです。

しかし、試合全体の内容としてはハリルホジッチ監督が「不満や問題点が残る」と語ったように、最終予選でまだ勝ちがない最下位のタイ相手に何度も攻め込まれ、決定的なチャンスを許したのは大きな課題です。

中でも目についたのが、パスのミスでした。それも、難易度の高いものではなく、ボールをつなぐだけの簡単なパスを相手にカットされ、たびたびピンチを迎えました。

前半に2点を先制したあとは守備のプレスも緩みがちになり、相手に一方的に押し込まれる展開が続き、ハリルホジッチ監督は「もっと高いレベルの相手なら全く違う展開になっていた。少し気を抜いたのかもしれないが、この試合を教訓としなければいけない」と苦言を呈し、ロッカールームでも厳しい口調で選手たちに注文をつけたということです。

さらに、右ひざのけがで離脱したキャプテンで守備的ミッドフィルダー長谷部誠選手の穴を埋めきれず、中盤の守備も苦戦したのが不安材料です。

このポジション、UAE戦ではベテランの今野泰幸選手が代役として攻守に活躍しましたが、今野選手は試合後に足の指の骨折が判明して長谷部選手に続く離脱となり、タイ戦ではサイドバックを本職とする酒井高徳選手を先発に起用せざるを得ませんでした。ところが、不慣れなポジションに酒井高徳選手自身も「難しかった」と振り返ったように連係ミスが目立ちました。

長谷部選手や今野選手がいつ代表チームに復帰できるかは不透明なだけに、6月にアウェーで行われるイラクとの試合には不安を残します。

タイに快勝したことで、ワールドカップ出場に大きく前進したのは確かですが、次に対戦するイラクに加え、最後の2試合は出場権を争っているオーストラリア、サウジアラビアとの対戦が待っています。

結果としての無失点に満足することなく、日本の持ち味である正確なパスワークと攻守におけるハードワークが改善されなければ、今後、足元をすくわれ、再びワールドカップへの扉が遠のくことにもなりかねません。